平均年収というのは、国税庁が毎年している「民間給与実態調査」によって算出されています。

この年収というのは、いわゆる「手取り」ではなく、税金や社会保険料を含めた所得控除前の給与額で、ボーナスも含まれます。

この調査した金額を給与所得者数で割ったものが「平均年収」と呼ばれますが、公務員や自営業の人たちは調査の対象外なので、あくまで民間の事業所に勤務している人の平均年収となります。

平均年収は年齢別で算出されたり、ランキング付けされたりします。

自分がどのくらいの位置にいるのか、平均より上なのか下なのかは気になるところですよね。

あまり低いと今の会社で勤め続けることに疑問を感じてしまったり…。

でも、この「平均年収」って、あんまりリアルな数字じゃないと思うんですよね。

先に書いたように、公務員とか自営業の人は調査の対象外になっているわけだし、ということは、農家の人とか、漁師の人とか、予想外にたくさんの人が対象から外れているわけです。

「今年の平均年収は~」とかニュースで流れたりするけれど、特に田舎に住んでいたりすると、あまり関係のない数字なんじゃないかなと思います。

それにこの平均年収というのは単純平均だから、一部の人が桁外れに高い給与をもらっていたら、平均はグッと上がるし、その逆があればグッと下がる。

年齢別の平均収入でも同じ。

「平均年収」に該当する人数は全体で最も少ない、なんてことも考えられるわけです。

例えば、あるグループが10人いたとして、年齢が10代~80代という広範囲でバラバラだった場合、単純計算して単純平均を出すと、平均年齢である50代は一人もいなかったりする場合もありますよね。

平均年収にもこれが当てはまるのではないかと思うのです。

注意したいのは、「平均=大多数」ではないということです。

ちなみに、企業別の平均収入は、上場企業だったらYahoo!ファイナンスやEDINETで調べられるし、国家公務員だったら人事院のホームページから、地方公務員だったら総務省のページで公開されています。

職業別、産業別の平均収入は、厚生労働省のページで調べられるみたい。

それに、平均年収について独自に調べているサイトもあって、ここではフリーターの平均年収も計算しているのです。

それによると、フリーターの月の平均勤務時間は120時間で、口コミ情報だと年収はだいたい60万円~150万円くらいだとか。

時給計算なので、時給によってかなり差が出るみたいです。

簡単にまとめると、ニュースとかで流れたり、ネット検索すると最初に引っかかるいわゆる「平均年収」というのは、国が調べた会社員の平均年収のこと。

つまり、対象の全ての会社員の給与を足した金額を、全ての会社員の数で割るという単純計算で出した数字です。

なので、あまり鵜呑みにせず、目安程度にとらえたらいいんじゃないかと思います。