自律神とは、血管や内臓、内分泌系などの体の機能をつかさどる神経のことで、相対する作用をする交感神経と副交感神経からなっているの。その二つのバランスが崩れたり乱れることで、身体に不調をきたしさまざまな症状を引き起こすことを自律神経失調症といって、その症状のひとつに動悸がするようになるんだよ。

ストレスなどによって自律神経が乱れると、呼吸が浅く短い胸式呼吸に偏る傾向があるの。その傾向が強くなると交感神経がより刺激され、さらに疲労や動揺やストレスなどが重なると呼吸がより一層浅く激しくなるんだ。こうして息苦しさや、動悸がおこるの。

動悸を感じたときは、ゆっくり腹式呼吸をするようにしてね。腹式呼吸をすると横隔膜が上下に動くよ。横隔膜には自律神経が密集しているから、意識して深い息をすることで自律神経が刺激され、リラックスすることができると思う。

そもそも動悸とは日常生活の中でなにもしていないのに脈を感じることをいうの。激しい運動をすると心臓がドキドキすることがあるけど、それは動悸とは言わないし、普通は日常生活では脈を感じることはあまりないはずだよ。

動悸が長く続くということは身体に異常がある証かもしれない。激しい動悸が続く原因は自律神経失調症のほかにも様々な病気が考えられるから、一週間以上続くようなら、まず循環器内科を受診してみてほしいと思う。