自衛隊は、もともとは1950年のGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の指令によって、総理府の機関として警察予備隊が組織されたものです。

その後に、保安隊に改組されています。

また、旧海軍の残存部隊も海上保安庁を経て海上警備隊となり、その後に警備隊として再編成されています。

この2つの期間を管理、また運営するために保安庁が設置されたのです。

これが1952年のことになります。

その後、1954年には自衛隊法が施行されることになり、自衛隊ができることになります。

それぞれが、陸上自衛隊、海上自衛隊となったわけです。

また、このときに航空自衛隊も新設されています。

その自衛隊ですが、基本的な任務としては、国防となります。

その目的としては、直接的なものや間接的なものも含めて侵略を未然に防止するという任務になります。

また、万が一にも侵略が行われる場合は、これを排除するというのもその任務のひとつですね。

但し、国内の場合は、この認識なのですが、海外では違うようです。

陸海空のそれぞれの自衛隊は実質的な国軍として認識されているのです。

そのため、海外では日本陸軍、日本海軍、日本空軍と表記されることもあるのです。

基本的な任務は国を守るということですから、一般的な市民の方とはあまり関わりがないかもしれません。

ときどき移動中の車両や隊員を見かけるくらいなのではないでしょうか。

ですが、大きな災害が発生した場合はすこし事情が異なります。

自衛隊法の第38条には、災害派遣が定められています。

自然災害だけでなく、人為的な災害の場合であっても、各都道府県知事からの要請があれば、防衛大臣やその指定する人が部隊に出動命令を出すことによって救援活動を行うことになります。

他にも、災害だけでなく、離島からの急患輸送や遭難者の捜索といったことも災害派遣として部隊が派遣されることもあるようです。

他にも治安出動ということもあります。

通常では治安維持は警察によって行われるのですが、警察の力だけでは困難な場合は、内閣総理大臣や、都道府県知事の要請によって部隊が派遣されることがあります。

この場合は、警察官職務執行法が準用されることになります。

ですが、この治安出動は、軍隊の力で騒動の鎮圧や治安維持をすることと同じなので、過去に検討されたことはあっても、実際に発動されたことはないようです。

2002年には各都道府県警察と陸上自衛隊師団の間で、この治安出動に関する協定が締結されています。

以前は暴動の鎮圧が主な目的でしたが、この協定では武装工作員やゲリラといったテロ活動などへの対処が重視されているようです。

実際に2000年以降には警察と自衛隊の共同訓練なども行われているようです。